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東やすひろは何をしてきた人なのか(NTT)

東やすひろは何をしてきた人なのか(NTT)

前の投稿に続いてNTT編。

まず、NTT(持ち株会社)について。
NTT東日本や西日本などの親会社です。

日本電信電話株式会社(NTT)
事業内容:
NTTグループの持ち株会社。
NTTグループ全体の経営戦略の策定および基盤的研究開発の推進。
資本金: 
9380億円(現在)
従業員数:
連結ベースで32万人超。うち、持ち株会社は約2,600人(いずれも現在)。

NTT(1990年4月~2018年1月)では、
主に研究開発業務に就いてました。

要は、研究者でした。

といっても、マネジメント等、いろんな業務についたので、
研究者として象徴的な最初の8年と最後の8年余について記します。

■1990年4月~1998年3月
【所属】
NTT電子応用研究所、NTT境界領域研究所、NTT基礎技術総合研究所
【業務内容】
新しい半導体分析法(中性粒子質量分析法)の研究開発。事業化検討。
【ポイント】
大学での専門を生かし、当時NTTが開発中であった半導体材料の分析において新しい手法を研究・開発した。成果を国内外の論文誌に投稿し、招待講演を含む国内外の会議で発表した。後に、日本分析化学会から、優秀な中堅分析研究者に贈られる新世紀賞を受賞。

要は、分析化学の分野で、実験室で実験し、特許や論文を書いてました。
論文は、基本、英文誌です。
上の論文は、AIP(米国物理学協会)の学会誌Applied Physics Lettersで掲載されたものです。
でも、英語は得意!なんて、口が裂けても、自分から言いません。

■2009年4月~2018年1月
【所属】
NTT環境エネルギー研究所、NTT先端集積デバイス研究所
【業務内容】
通信土木構造物材料の評価・試験方法の研究開発と実施・検証。
チーム(自分及び部下5名)のマネジメント。大学等の外部研究機関との共同研究等の推進。事業会社(NTT東西)との連携、成果提供。
【ポイント】
幅広い自然科学系の知識と技術を活かした研究開発。但し、自チームではカバーできない技術・試験環境については、大学等外部研究機関を自ら見出して連携。具体的には、京都大学、近畿大学、大阪大学、上智大学、沖縄高専等の教授らと直接折衝し、委託研究または共同研究の契約を締結し、研究開発を推進。多数の特許と論文を記し、国際会議での発表を行った。研究成果はNTT東日本に提供し、事業運営の効率化に活かされた。

要は、電柱とか鉄塔とか、コンクリートや金属の劣化についての研究です。

なお、最初の8年の研究の中身については、博士論文の内容とほぼ同じです。
京都大学図書館機構で、その中身をご覧になることができます。
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/erdb?c=erdb_type_h
東やすひろは何をしてきた人なのか(NTT)
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この記事へのコメント

やらなだしかん さんのコメント

すごいすごい!
Posted on 2022年08月27日 09:42

だって、やらな! さんのコメント

どこかの誰かさんと違って、英語がペラペラ、私は博士で科学者としての立場から…などと自分から言わないのがすごいですね。もったいないけど是非とも頑張っていただきたい!
Posted on 2022年08月27日 10:43

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